「春の午後、重たいまぶた」
2025/03/25
「春の午後、重たいまぶた」
昼下がりのオフィス。パソコンの画面を見つめながら、私は大きなあくびをした。
「やばい……眠い……」
午前中はそこそこ調子がよかったのに、昼ごはんを食べたあとから、急にまぶたが重くなってきた。
デスクの上には、あと少しで終わる資料作成のタスクが積まれている。
「このままじゃ、仕事にならない……」
そんなとき、ふと思い出したのは、今朝試したツボ押しだった。
「百会」と「足三里」、あれが意外とすっきりした気がする。
もしかしたら、この眠気にも効くツボがあるかもしれない——そう思いながら、スマホで調べてみた。
眠気を吹き飛ばすツボ
「合谷(ごうこく)」
——手の親指と人差し指の間にあるツボで、眠気覚ましや頭のスッキリ感に効果があるらしい。
試しに、左手の合谷を、右手の親指でぐっと押してみる。
「……お?」
じんわりとした刺激が指先から広がり、ほんの少し、意識がはっきりしてくるような感覚がした。
次に、「風池(ふうち)」。
——首の後ろ、髪の生え際のくぼみにあるツボで、頭のだるさや眠気を取るのに効果的らしい。
「ここか……」
両手を後頭部に回し、親指で風池を押しながら軽くもみほぐす。
ゆっくりと深呼吸をしながら、ぐーっと押して、ゆるめる。
「……あ、ちょっと目が覚めてきたかも」
デスクに座ったままでもできるこのツボ押し、なかなかいいかもしれない。
眠気が吹き飛ぶほどではないけど、頭の奥にかかっていたもやが、少しずつ晴れていく気がした。
「よし、あともうひと踏ん張り!」
再びパソコンのキーボードを叩く。
窓の外には、やわらかい春の光が降り注いでいた。
——次回へ続く。
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